Blog(7) 日常:研究者の夏休み
2025.10.20
研究者といえば、研究室に閉じこもり、実験をし、論文やら何やらをゴリゴリと書いている姿を想像しますよね。
ですが、意外と体力勝負な部分もあったりします。
かくいう私も、先週末まで約8週間に渡り週末出張だの、イベント・学会参加などで各地を飛び回っておりました。
先週末は本当に久しぶりの週末、ゆっくり出来ると思ったのもつかの間、疲れをどっと感じております(笑)
というわけで、今回は、夏の活動の思い出を振り返りながら、研究者の日常の一部をご紹介したいと思います!!
特に夏は大学の授業もお休みになるので、イベントや学会などが盛りだくさんなのです。
今回は8月末からの活動をご紹介。
さて、今年の夏、初の学会はドイツのマインツで開催されたECVP (The European Conference on Visual Perception)でした。

マインツの中央広場で記念写真。古き良き中世の街感がありますねぇ。ここの学会では、現在行っている研究の一軸である、都市空間における感性経験の発表をしました。この研究は、こちらのブログでも、紹介できればと思っております。

マインツの中心街には、画家のシャガールがデザインした青のステンドグラスに囲まれた教会があるのですが、学会の帰りにこちらにもちょこっと寄り道。この静寂感。圧巻です。美しいですね~。夜は、シンポジウムで一緒に発表した研究者の方々と一緒に晩御飯を食べて、そのままフランクフルトに向かいました。到着は夜中くらいでしたね。
次の朝早くに向かった先は、、、

フランクフルトの空港です。ここから日本へ向かいました!今年は仙台で開催された日本心理学会に参加するために、夏に一時帰国をしていたのです。
ちなみに、みなさん、フランクフルト空港を利用するときは早めに到着されることをお勧めします。何せ巨大な空港で、トランジット、パスポートコントロール等、予想外に時間が取られることが多いです。

東京に到着。懐かしい夕日に思いを馳せ、仙台に向かいました!
仙台は忙しすぎて写真も撮っていないですが(笑)、こちらでもシンポジウムに参加。

仙台から東京に戻り、間髪いれず軽井沢に一泊二日、母と旅行にいきました。新幹線の駅弁♡

軽井沢から戻り、ドタバタしている間に、一息つく暇もなくヨーロッパに帰国です。
こちら、残り飛行時間10時間の表示を見て絶望している図です。毎回思いますが本当に遠い!!

ウィーンに戻ったと思った矢先、次の日はハンガリーでイベントに参加します。朝に霧が出ていてロマンチックですね~。

ハンガリーから戻って一週間ウィーンで仕事に戻り、翌週向かったのは、Reichenau an der Raxというオーストリアの北側にある街です。ウィーンからは電車で一時間くらい。
こちらでは、博士課程の学生さんたちの進路指導・メンタルサポートのイベントに、メンターとして参加しました。若手の育成、、大事!!

翌週向かったのはドイツの西側にある大学都市、テュービンゲン。テュービンゲン大学では、ドイツでも歴史ある大学として大変有名です。
私が訪れたときには、DNAの発見記念の展示がやっておりました。DNAはここで見つかったのですね~。
日曜の夜遅くにウィーンに帰り、そこからイベントに参加して、前にブログでご紹介したスロベニア旅行へ行き、冬学期の授業が始まりなどなどなど。。。
今年の夏はヨーロッパの色んな都市を回り、日本にも帰ることができて、大忙しでした。
飛行機での移動もそうですが、学会中は会場を練り歩き、皆さんと話し、夜は大体飲み会に参加し、結構体力を使います。
研究をするだけでなく、自分の仕事や仕事の成果を伝えるためには、学会への参加やネットワーク作りが大事になります。
日々の体力育成のために、私が何をしているかというと。。

マシーンピラティスです!昔から体を動かすことは大好きなので、楽しく続いている趣味です。
週に2~3回、スタジオに通って筋トレしています。そして通勤とウィーンでの移動は全て自転車です。
この習慣を取り入れてから、気のせいかもしれませんが、あんまり風邪引かなくなりました。運動大事ですね~。
という感じで、なんだかバタバタしていた夏ですが、授業も始まりましたし、大学での仕事ルーティンに戻っていきましょう!
今回はここまで!Bis Bald!