Blog(12) 日常:苦しいこと。焦ること。それ真剣だという証拠なり。
2025.10.27
週末も駆け巡るように忙しくすぎている日々です。
毎日毎日が過ぎていく中で、自分の研究の在り方について、私は常に自問自動をしています。今やっている自分の研究が、分野全体にどうやって貢献できているのか。自分らしい研究の方法やテーマは何なのか。少しでも、誰かの、何かの役にたてるのか。
こんなことを徒然考えながら、今自分がやっているタスクが目標達成に向かっているのか、ちゃんとした一歩一歩になっているのか、あぁでもない、こうでもないと頭を抱えながら日々を過ごしているわけですね(笑)
自分の話しや経験を一般化するのはあまり好きではありません。「自分が苦労したんだから、若いものたちも同じように苦労をすべきなのじゃ~」みたいな話しにも、あまり賛同はできません。生きている時代も、周りの環境も、自分の生活も性格も、全く違う個人に同じ価値観を強要するような方法には、あまり意味を見出せないのです。
それを踏まえてですが、自分のキャリアについて、性格について、人生について、恋人・友人との関係について、内省するプロセスというのは、総じて辛いものです。というのも、内省というのは、事が上手く運んでいるときよりも、何か次の段階にステップアップしていきたいとき、何か問題があるときに頻発するからだと思います。
「なんでダメなんだろう。」「どうして上手くいかないんだろう。」というプロセスには、まず何かが上手く機能していないことを自覚する必要があり、その問題や課題を前に座りこみ、じっくりと色々な角度から観察し、合っているかどうかも分からない自分で出した答えを実践する。そして実践したとて大失敗のリスクもあり。これはもう心理的な負荷莫大ですよね(笑)
これだけ心理的な負荷が大きいものを、自ら選んでやってみようと思う。私はここに、価値を見ます。
例えば私の研究について。極論を言ってしまえば、私は大学と雇用契約にあるので、やることだけやっていれば、お給料は発生します。自分の研究の価値とか、自分の進捗とか、課題とか、考えても一円の足しにもなりません。
が、私は進んで、内省するのです。なぜか?自分の研究が好きで、意味のある研究をしたくて、この分野で、国際的に活躍できる研究者に、本気でなりたいからです。なれるか、なれないか、それは関係なく、私にとって自分の研究は、自分のアイデンティティにとって大きな価値のあるものだからです。大口を叩いた後に、将来研究者を続けられなかったら、いい研究を生み出せなかったら、それはそれは格好悪いでしょう。けれど一つ確実なのは、この競争の激しい研究者という仕事において、本気を出してトライしなければ絶対に成功なんてできないということです。大学のポジションを競い合うのは、国内外の本当に優秀な人たちばかり。その中で本当に意味のある研究をしたいのならば、科学研究費を自信を持って申請できるような研究者になりたいのならば、マックスベット一択。それ以外私に道はありません。
毎日辛いし、苦しいし、周りの優秀な人たちを見ていると本当に焦ります。忙しいし、きついし、投げ出したくなることなんてしょっちゅうです。でも、そこからのテイクホームは何かを考えたとき、私は、自分が本気で真剣になれる職業につけていて、なんてラッキーなんだろうと、思うのです。そして、明日からもまた歩みを続けていくのですね。
みなさんも、毎日お疲れさまです、本当に。毎日苦しいこと、辛いこと、もう無理~ってこと、ありますよね。それは仕事かもしれないし、人間関係かもしれないし、自分自身についてかもしれません。でもそれは、裏を返してみると、自分にとって価値のある、大事なことだから悩んでいるのかもしれません。
苦しいこと。焦ること。それ真剣だという証拠なり。Bis Bald…!