Blog(20) 今更ですが(笑)、このブログの存在について

2025.11.12

11月は、一年のうち、フィールド実験ができる最後の月なのです(気温的に)。

朝実験が入ることが多く、なかなかブログルーティンの維持が難しいですねぇ。週末にでもスケジュールを再考する必要がありそうです。

知り合いの方や、仕事関係の方から、ブログ読んでるよ~、とお声がけいただく機会が増えてきました。本当にありがたいことです。

この間、ハンブルグに引っ越してから久しぶりに会った友達にも、「ブログ読んでるよ~!」と言っていただいたのです。彼女も心理学者で、オンラインで研究紹介をしているブログを持っているのですが、「サイトのアクセス数とか、クリックの動向とか、チェックしてる?」と聞かれました。どうやら彼女はサイトの運営状況を自分で解析しているようですね。

私たち実験心理学者は、実験をして、その結果を解析したりするので、こういうデータが手元にあれば、自分たちで解析することは可能です。どんな人がサイトに来ているのか、どんな記事が人気なのか、どういう内容に需要がありそうか、滞在時間の長いコンテンツ・デザインはどんなものか。こういった内容は、データを見れば割と簡単に傾向を見つけることができます(何が有用かについては、段階的に色々と操作する必要があります)。

もちろん私自身のブログも、トレンドをデータから把握することはできるにはできるんですが、私は一切のデータを見ていません(笑)

これは、ブログを開設した時に自分で決めたことの一つです。心理学の知識を、分かりやすい形で伝えたい。研究者がどんなことをして、どんなことを考えているのか、伝えていきたい。これはサイト開設・ブログ記事の一番大事な目的であります。そしてこの目的と同じくらい大事にしていることが、私という一人の人間が成長していく過程を記録したい、ということでした。なので、このブログ自体、公開はされていますが、本当にジャーナリングをするような気持ちで書いています。

これを目標として立てたときに、記事の統計情報を見るのはやめよう。と決めました(笑)

SNS上でも明らかと思いますが、記事のアクセス数、イイネみたいな機能が追加された瞬間、私は、私が考えていること、私が面白いと思っているコンテンツでなく、「ウケる」コンテンツに傾倒しはじめると思ったからです。

研究をしていても、「流行っているテーマ 」「引用されやすい論文」「社会的インパクトのある雑誌」、色々なインパクトや指標を考慮して研究テーマを決めるのは言ってしまえば当たり前です。研究者としてのキャリア形成にとっても、社会に還元できる研究成果を考えても、この方法はとても「正しい」と思います。

ただ、これは他との比較が前提にあります。もちろん絶対的な数にも意味がありますが、「有名である」「成功している」という判断には、「あの人たちよりも」「このチャンネルよりも」「この論文よりも」イイネの数が多い、登録者数が多い、引用数が多い。という評価に依存するものです。

そして私は、こういう評価のシステムに、疲れ果てています(笑) そもそも私たちの評価というのは相対的なものですが、今の世の中、サービス、娯楽、仕事、なんにしても「他との比較」の重みがどんどんどんどん大きくなって、そのスピードも目まぐるしくなっている気がします。

ただ純粋に、自分が面白いと思うことを話して、自分の好きなものに囲まれて、自分自身を表現できる場が、あったらいいのに。そういう時間を確保して、自分という人間が何が好きで、何を感じ、どういう価値を持った個人なのか、より深く理解したいと思うのです。別の言い方をすれば、流行りも数も、本当に目まぐるしいスピードで変化していく現在の中で、もっとゆっくり、落ち着いて、自分の思考や感覚に注意を向ける時間を確保できる場所が欲しかったのです。

大げさな話しかもしれませんが、比較を優先した結果、死の間際に、「で、私って何者なんだっけ??」と、その問いに答えられない人生は、きっと後悔を残すだろうと、思ったのでした。

そして私は、このサイト、そしてブログを、自分自身の成長の場にしようと決めました。その過程を、面白いと思う人には読んでもらえれば万々歳。そう思わない人は、さようなら。私自身の好きもこだわりも、ありのままで綴っていく、このブログはそういう場所であります。

ブログ20段にしての決意表明(笑)

少し遅い気もしますが、30,40,50のように、切りのいい話数では、自分自身にとって大事な話しをしよう、と決めました!今!(笑)

ということで、徒然なる心理学者の日記のようなブログですが、これからも引き続き、色々な内容を書いていこうと思います。

Bis Bald!

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